葉酸過剰摂取のリスク

「早く妊娠したいから」「もっともっと母体をいい環境にしたいから」などと考えて、葉酸サプリをたくさん飲むなどして、葉酸を過剰摂取すると、どんなリスクがあるのでしょうか?

 

ここではそれを見ていきましょう。

 

1日の葉酸摂取量の上限は?

 

葉酸の過剰摂取に対するリスクについて、厚生労働省は「日本人の食事摂取基準(2015年版)」において、以下のような趣旨の内容報告をしています。

 

〇通常の食べ物で100グラムあたり300μg以上の葉酸を含有するのは肝臓(レバー類)だけなので、通常の食べ物摂取で、葉酸の過剰摂取による健康被害が出たという報告はない。

 

〇ただ、アメリカでは、サプリに含まれている葉酸成分であるプテロイルモノグルタミン酸を大量に摂取している人に、貧血や神経障害などの健康被害報告が出ている。

 

・・・こうした点を考えると、食べ物での葉酸摂取は、それこそよほどレバーをしつこく食べ続けでもしない限り、特に問題ないと考えられるものの、サプリによる大量の葉酸摂取となると、それなりのリスクが出てくる、ということが分かりますね。

 

こうした理由もあって、厚生労働省は、「サプリメントや強化食品に含まれるプテロイルモノグルタミン酸(葉酸)の摂取上限は、1,000μgまで」としています。

 

この上限はあくまで「サプリ等による葉酸摂取についての上限」であって、食べ物から摂る葉酸については上限を考える必要はない、という見方もあるのですが、いくら「食べ物に含まれる天然葉酸は、いらない分は排出される」と言っても、わざわざ過剰摂取をする必要もないでしょう。

 

1,000μgギリギリまでなら、サプリで摂ってOK?

「サプリ等による葉酸摂取の上限が1,000μgなら、その数値ギリギリまでなら、葉酸サプリで摂ってOKなの?」と思われるかもしれませんが、これもやめたほうがいいですね。

 

1,000μg以下なら、葉酸自体の過剰摂取リスクはまず出ない、と考えられるものの、他のビタミン等とのバランスが心配になってきます。たとえば造血のためには、葉酸とビタミンB12が協力し合う必要があるのですが、葉酸ばかり多く摂ると、「葉酸に比べてビタミンB12が少なすぎる」という事態にもなりかねません。

 

葉酸サプリには、各種ビタミンやミネラルが配合されているものも多いですが、それらの配合成分はあくまで補助的なものですから、「栄養バランスそのものが完璧になっている」というわけではないことを理解しておきましょう。

 

良質・高品質と言われている葉酸サプリが、こぞって「1日分の葉酸量は400μg」とほぼ統一しているのは「サプリによる葉酸摂取は、この量がベスト」ということを知っているからでしょう。
そのベストの量をわざわざ、突き抜けることはおすすめしません。
用法・用量をきちんと守ることが基本となります。

葉酸の過剰摂取のリスクとは?関連ページ

葉酸はいつまで摂取する必要がある?
赤ちゃんを望むなら積極的に摂りたい栄養素「葉酸」。このサイトは葉酸を手軽に摂れる「葉酸サプリメント」に焦点を当て、ベビ待ちママ・妊婦さん・赤ちゃんにいい商品を紹介します。妊活中の方はぜひ参考にしてください。